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59-2 照明でくつろぎを演出

■手元灯や足元灯も検討する

作業のしやすさや暗がりの安全性など多くの場合、照明によって解決できます。
キッチンなどの作業スペースには、手元の明るさにも配慮して、必要に応じて手元灯を設けます。
このようなとき、光源が直接目に入ると、まぶしいばかりではなく、
かえって周囲のものが見えにくくなるので注意します。
ランプにカバーやシェードを取り付けるなど工夫するとよいでしょう。
また、暗がりには足元灯を設置すると安全です。

■「多灯照明」で明かりを演出

一般的には、天井に主照明を1灯だけ取り付けることが多いですが、単一の光では単調で、
室内もどこか貧相な印象になりがちです。
そこで、全体を明るくする主照明と部屋の雰囲気を演出する補助照明や間接照明を組み合わせれば、
新しい空間の演出ができます。

①補助照明
主照明を補助するためのものです。
ダウンライトやスポットライト、ブラケット照明などがあり、手元を明るくしたり、雰囲気を演出したりします。
補助照明を部分的に照らして、部屋に明暗のアクセントをつけるのも効果的です。
寝室など落ち着いた雰囲気を出したい場合は、主照明を落とし、ブラケットやダウンライトで照らす。
夕暮れ時のような照明のほうが、寝つきがよくなります。

②間接照明
間接照明は、照明の光を天井や壁に反射させて利用します。
直接光に比べて全体にやわらかな印象を与え、リラックス効果があります。
吹抜けや勾配天井など広がりのある空間では、天井を間接照明で明るくすると開放感が得られます。



照明器具を購入する際の注意点として、高齢者は若年者より約2倍の明るさが必要だといわれていますので、
家族に高齢者のいる場合は明るめの照明を選びます。
また、急激な照度変化を避け、階段や廊下などには足元灯を設置することも検討しましょう。

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